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恵方巻 [食]

世の中では思わぬものが大流行することがあ
る。節分では昔から「豆まき」だったはずな
のだが、今は豆より「恵方巻」である。この
恵方巻、元々は関西の風習であった。いわゆ
る太巻き寿司を、切らずに一本丸ごと食べる
もので、その歳の恵方(=歳徳神が居られる
方向)を向き、願い事を念じながら無言で食
べるというものである。さらに元々は、京大
阪の豪商が、芸妓たちにこの恵方巻を食する
ことを強要し、その苦しむ姿を見て楽しんで
いたという、いささかサドっ気のある催しだ
ったらしい。(諸説あり)

無題.png

初めてこの恵方巻というものに遭遇したのは、
今から50年近く前。大阪に転勤になった父
とともに親戚の家に宿泊していたところ、ち
ょうど節分だったので、夕飯にこれが出され
た。「何?これ?」と叔母に聞くと、「これ
を1本、こっちの方角を向いて食べるんや。
でも、途中でしゃべったらあかんで!」と言
われたのである。子どもだったので、けっこ
う苦労した。しかし途中で父が帰宅し「何し
てる?」と聞いたものだから堪らない。喉に
詰めそうになって苦しかったことを覚えてい
る。

こんな不思議な風習が、コンビニエンススト
アを通じて全国区になるのだから世の中は不
思議である。最近では、豆まきをすると掃除
が大変、ということで豆は省略し、恵方巻だ
け、という家も増えているそうだ。まあ、節
分という行事自体が、大昔の平安時代とは違
ってきているので、イベントは世につれ、と
いうことで良いのかも知れないが(苦笑)

スターバックスの新業態?を発見 [食]

このところ、膝の痛みを解消するためにリハ
ビリに通っている。今通っている病院は、下
北沢の南、代沢にある。先日、ちょっと早く
着きすぎたので、時間調整をすることにした。
このあたり、お店は夜の飲み屋とカフェくら
いしかない。そこで、ちょっと感じのよいお
店に入ってみることにした。

スタバ 代沢 店頭.jpg

入り口のドアの取手が自然の木(しかも曲が
っている!)で出来ており、全体にシックな
色合いの店内である。席も4人席などは無く、
カウンターと少人数のソファ席、お一人様用
の大きなテーブルと言った具合である。しか
も完全に禁煙になっているようだ。これはな
かなかに良い店を見つけた!と思っていたら、
店内のメニューに小さく「スターバックス」
と書かれていた。えええ?ここ、スタバなの?
とちょっとびっくり。


エスプレッソW.jpg

エスプレッソと水.jpg


緑色の看板も無く、よくある大きなメニュー
板も無い。カウンターで注文するのは同じだ
が、タッチパネルのようなレジが使われてい
る。しかも、コーヒー豆の種類を選べるよう
だ。まあ、スタバならばラテ・・・ではなく、
それがしはエスプレッソである。強くロース
トしたタイプの豆を使い、小さなカップで出
てくるのをしばし待つ。確保しておいた席に、
水とエスプレッソを運ぶ。こげ茶色の小さな
カップがなかなかに愛らしい。しかも、水と
セットで渡すところなど、気が利いている。
回りでは、本を読んでいる人が多かった。確
かに書斎のような雰囲気でもある。ゆったり
とくつろいだ時間を過ごしていたら、すぐに
病院の予約時刻になった。こういうスタイル
も良いなぁ、と思った次第。


店の名は「ネイバーフッドアンドコーヒー  代沢五丁目店」であった。近所には他にも個
性的な喫茶店があったので、順繰りに訪ねて
みようと思う。

大学の学食の思い出 [食]

大学時代。それがしにとってはかなり昔話に
なってしまった。昭和の後半に大学生となっ
たわけだが、自宅から通っていた割にはまあ、
絵に描いたような金欠学生であった。
そのため、キャンパスライフを満喫、なんて
ことは出来ない。とにかく腹が減るから、何
でも良いので安いものを食べよう、という世
界である。そういう金欠学生に有難いのが学
生食堂、略して学食である。でも、これがま
たいろいろであった。

それがしが通っていた大学は、キャンパスが
2箇所にあり、片方は丘の上に10以上の建
物が点在しているのどかな田舎。片方は神田
の古書店街の近くのビルであった。田舎の方
は、学食が5つもあったのだが、中には酷い
のもあった。豚汁定食があったので頼んでみ
たら、豚汁の中身は玉ねぎばかり。当時何と
200円であったがあまりにも胸焼けした。

有名な菓子メーカー系列の食堂もあったが、
たいていのものはいま一つで、食べていたの
は130円のカレーと190円のカツカレー。
カツカレーという名前は豪華だが、カツはま
るでハムカツのように薄かった(苦笑)でも、
月末になるとカレーが3~4日連続するほど
利用した。

imagesHDNS18UP.jpg

そのうちに麻雀なるものを覚えて、少し懐が
豊かになったら、テラスレストラン風の学食
が出来た。結構高い。スパゲティーが400
円。一番高いCランチ550円。これを食べ
ていたら、ちょっと太った(笑)金欠学生が
何故、高い学食にシフトできたか?それは妙
に真面目な友人が居たことによる。その友人
は、教授の冗談までノートに書くくらい、几
帳面な男であった。ただし、そのノート、悪
筆過ぎてまず読めない。ところが、それがし
の特技は悪筆の解読なのである。

彼からノートを借り(対価はCランチ券数枚)
それを解読して、必要なところだけ清書した
ノートを作成するのである。これを友人たち
にコピーさせてやるのだが、対価は当然に高
い食堂の食券。つまり、テスト前になると、
この商売だけで1ヶ月くらいは美食にありつ
けた。胸焼けするようなまずい飯、薄いカツ
カレー、そしてCランチ。これらが遠い思い
出となってきている。今の学生はきっと、も
っと良いものを親の金で食べているのだろう
なぁ(苦笑)

鰻重事始 [食]

しばらく、うなぎを食べていない。土用丑の
日を引き合いに出すまでも無く、鰻重という
と夏の暑い盛りに、精力をつけるために食べ
るもの、というイメージが強いが、実は冬が
一番美味いのだそうだ。そろそろ鰻屋ののれ
んを潜りたいものである。

元々、鰻という魚は丸のままぶつ切りにして
食べられていた。串焼きにして、たまり味噌
などの濃い味をつけて、肉体労働をする人々
の強壮食として食べられていたもので、一般
の人にとってはあまり品の良い食では無かっ
たようである。それが、開いて櫛に刺し、関
東では脂抜きのために蒸し、関西ではそのま
ま焼くようになってから、一気に美味いもの
として持て囃されるようになった。それでも、
最初は酒のつまみか焼き魚の一種、くらいの
位置づけであった。それが、あるきっかけで
大ブレークする。

鰻丼.jpg

それは、芝居小屋の主人で鰻好きであった男
が、出前の冷めた鰻を食べるのに飽き飽きし
て、鰻屋に「温かい飯の上に蒲焼を載せて持
ってきて呉れ!」と注文したことに始まる。
そう、ここで鰻と飯とたれが合体した「鰻重」
が完成した。

250px-A_Portrait_of_Kyūkei_Hiraga_cropped.jpg

それだけではない。鰻屋が発祥のものはまだ
ある。一説によれば、衛生状態について悪口
を言われて客足が落ちた鰻屋が、平賀源内に
相談したところ「それなら塗り箸ではなく、
竹の割り箸にしてみたらどうか?」と提案さ
れた。これが、外食産業における割り箸事始
らしい。先に出した「土用丑の日」のコピー
も平賀源内の発案だという説があるので、鰻
にはさまざまな「事始」が付いて回るようだ。
平賀源内が何度も出てくるところを見ると、
このお人もきっと鰻重ファンだったのでしょ
うな!(大笑)

冷やし中華について [食]

夏になり、町の蕎麦屋・ラーメン屋の壁に
「冷やし中華、はじめました!」の文字を
見ると、妙に嬉しくなる。さっそく頼んで
みる。

冷やし中華0823.jpg

最初は、自分の家で作った冷やし中華。つ
まり、まだ始まっていない時点で、既に食
べているのである。(苦笑)

冷やし中華2.jpg

次は、出前の冷やし中華。蕎麦屋の冷やし
中華は、出前の場合「冷やしたぬき」など
と同じような器でやって来る。

蕎麦屋の冷やし中華.jpg

そして、蕎麦屋で食べる冷やし中華。こち
らはちょっと盛り付けがテキトーな気がす
るが、出来立てだけにそれなりに美味い。
からしが利きすぎたりして、鼻にツーンと
来るのも何だか懐かしい。

こうした具合に冷やし中華をやたらに連食
して、しばらくすると飽きて、見向きもし
なくなり・・・。しかし、また秋口になる
と「終わるのではないか?」と疑心暗鬼に
なって、再び連食が始まる。
やはり、コンビニの冷やし中華よりも、店
で食べる方が圧倒的に美味いし、味の調節
もできるから自分好みに出来る。

以前「冬でも冷やし中華を食べさせろ」と
いう運動があったが、力いっぱい賛同・・・
はしないな。やはり、これは夏の風物詩で
あって欲しいものである。

ベトナムのフォーを食べに入った理由 [食]

 先日、土曜日に仕事をして遅めのランチと
買い物のために二子玉川に行きました。
 まずはランチ。この日は車で行ったので、
アルコール抜きのランチであります。高島屋
S.Cの南館でまだ入った事のない飲食店を
巡ってみることにしました。


 新しい洋食店を発見。ここは洋食弁当風の
おかずとメインのおかずが組み合わさる独特
のセットメニューがウリのようです。待ち客は、
1組の御夫婦だけ。店内もそれほど混んでい
るように見えません。店員さんに名前を言って
椅子に座って待っていました。ところが…

 待てど暮らせど…(という程ではないが)声が
かかりません。席はいくつも空いているのが入
口からも見えます。どうも店員さんの動線が悪
くて食器の片付けや案内、オーダーのバランス が悪いようです


 順番は次でしたが、諦めました。これで美味い
ものが食えるとは思えません。そこで、向かいに
あるベトナム料理店に入りなおすことにしました。
 「ニャーベトナム」であります。


 こちらでは、マネージャーと思しき人が素早く
席に案内してくれました。メニューを見て、特に
美味しそうに見えたのが「フォーと生春巻きの
セット」1280円。


フォー&生春巻き.jpg

 これです。


蒸し鶏のフォー.jpg

 フォーは日替わりで、この日は蒸し鶏のそれ
でした。


生春巻き.jpg

 生春巻きも濃厚なたれとよく合います。


ココナツぜんざい.jpg

 デザートもあり。


 このようなランチなら大歓迎。残念だったの
は車ゆえ酒の楽しみが無かったこと。次回は
生春巻きでビールを飲みたいものですなぁ。


 案内が外れの店のおかげで、当たりのラン
チにありつけたという巻でした。

ラーメンに使う「海苔」の話 [食]

 今日はどうでもよいテーマでありまする。(笑)

 麺が好きで、蕎麦屋やラーメン屋によく入る私で
すが、ちょっと気になることがあります。
 それは、ラーメンによく「海苔」を入れてくれるの
ですが、ちゃんとした海苔を使っていない店がある
のです。

 ちゃんとしているかどうか、それは海苔がスープ
に溶けるか溶けないかであります。せっかく良い
出汁が張られているのに、そこに海苔がわさわさ
と溶け出してしまうのでは、見場が悪いし食感も
悪くなってしまうと思います。

 実は海苔には2種類あります。水に溶けやすい
海苔と溶けにくい海苔です。たぶん、海苔の質や
作り方が違うのだと思いますが、大手の海苔専門
店ならちゃんと両方の海苔が置いてあります。

 ラーメン屋さんは、この「溶けない」方の海苔を
使って欲しいのです。プロなんですから…!!!


ちゃー玉.jpg


海苔2410.jpg

今日はもう一つ「煮干しラーメン」について [食]

 最近、それがしの近辺で「煮干しラーメン」を
名乗る店が増えてきております。もともと九州
出身で、毎日のお味噌汁が煮干し出汁だった
それがしには、けっこう期待がありました。

 されど、最近出店してくるラーメン店のスープ
はどうも、煮干しの良さが感じられないのです。

 数年前、「八蔵」が世田谷線松陰神社前駅に
移転して来る前のことですが、世田谷通り沿い
に「ふくろう」というお店がありました。
 魚介系スープということで、けっこう楽しみに
しておりましたが、最初に入った時、其の味は
衝撃的でありました。
 これこそが、煮干しスープだっ!!!!

 そのふくろうですが、味が微妙に変化しなが
ら、しばらくはその場所で営業していました。
 しかし、その後突如閉店。

 その理由が「良い煮干しが入手できなくなっ
たから」というものでした。えらくがっかりしたの
を覚えています。

 それからしばらくして、昭和女子大学の向か
い側に1軒のラーメン屋さんが開店しました。
 その御主人の顔を見てびっくり!かのお店
「ふくろう」の末期に、修行をしていた人ではあ
りませんか!!大いにうれしくなり、それから
しばらくは通いました。
 最近は距離の関係と、有名店になりすぎて
なかなか訪問できずにいますが…。



 では、最近の煮干しラーメンとの違いは何
なのでしょうか?煮干しで出汁を取るときの
繊細さの違いなのです。煮干しは頭や腹を
取り、一晩水に浸して出汁を取るというのが
我が家などでも行われていたやり方です。
 煮干しラーメンのスープにしても、そういう
出汁と他の動物系をうまく合わせることで、
一層の旨みが出るはずなのです。

 ところが最近のそれは、煮干しをとんこつ
みたいにガンガン焚いたようなもの。しかも
魚っ気を出すために魚粉などが載せられて
いるという具合です。味に雑味が出るし、魚
粉のためか喉越しは最悪。
 こういうのが煮干しラーメンです!と言って
欲しく無いなぁ、というのが私の主張であり
ます。
 まあ、そういう煮干しラーメンが好きな人は
それはそれで結構ですけどね!(苦笑)